消費税増税だけではない家計への影響
不退転の決意で実施が予定される消費税増税。 平成14年4月1日から8%、平成15年10月1日から10%へ、2段階で引き上げが予定されています。 社会保障の財源化、国の財政悪化少しは歯止めがかかるでしょうか。
所得税のような累進課税制と違い、消費税は誰もが同率に課される逆進課税と言います。 消費に占める生活必需品の割合が高い低所得者層は、高所得者層より相対的に消費税の負担が重いとされるます。
家計のことを思うと、ため息が出てしまいますが、問題はそれ以外にでも、今春から家計への負担が増加しています。 年収500万円の中間所得世帯では、およそ15万円前後の負担増が見込まれているとされています。
まずは現役世代の給料から天引きされている健康保険料が、4月から徴収率が引き上げられています。 例えば、中小企業の従業員や家族らが加入する「協会けんぽ」(全国健康保険協会)では、4月からの保険料率を賃金の9.5%から10%へと引き上げられました(全国平均)。 平均的な加入者で、本人負担は月780円増えます。
次には住民税の大幅アップです。 4月から子ども手当が廃止され、児童手当が復活します。 支給額は変わりませんが、2010年の子ども手当導入と引き換えに、扶養控除(子供がいる家庭の税金を優遇する措置)の廃止という実質的な“増税”をセットで決めています。 そのため、住民税の“増税”が6月から始まります。 子供1人つき月2750円(年間3万3000円)もの負担増となってしまいます。
3つ目は介護保険料。 40~64才の現役世代では、保険料が全国平均で月181円増加します。 なお、介護保険料は、自治体や所得によって支払う額が異なります。
また、家庭の電気料金値上げも最近の話題として家計への影響は避けられません。
給料や残業代のカットで所得が減るなか、多くの世帯は食費や光熱費を削り節約に励んでいますが、節約には限度があります。 年数十万円の負担増による大きな打撃に、政府による負担緩和策など低所得者対策の具体化も急がれるところですが、私たちもまずは、節約だけではなく、支出の見直しなど、自己防衛をしていかなくてはいけません。
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